キャリア決済のサービスを徹底解説!
キャリア決済とは、docomo・au・softbank(ワイモバイル含む)の3キャリアの携帯で、クレジットカードの様に現金支払いせずに使えて、支払いは携帯の月々の支払日にまとめて支払うことができる便利な決済サービスです。
1999年にドコモの携帯電話のi-modeが登場して、Webサイト上の課金アイテムで決済できるサービスが導入されました。
その後は2004年に同じくドコモの「おサイフケータイ」が登場して、買い物など幅広い用途で使えるキャリア決済の歴史です。
古い歴史を持ち、昨今は仮想通貨や電子マネーの普及など決済方法が多様化していますが、キャリア決済はここ数年で利用者が急増しています。
キャリア決済の仕組み
キャリア決済は大手携帯キャリア会社が料金の立替および加盟店への支払い保証をする後払い式決済代行サービスです。
利用できるのはキャリア決済の加盟店になっている業者に限定され、決済するとインターネット通信を利用して大手キャリアからの認証が行われます。
認証が完了すれば、加盟店は携帯会社から代金の支払いが確約され、購入した商品やサービスを提供します。
利用者は月々の携帯代と一緒にキャリア決済した金額の支払いを行います。
万一、利用者が払わなかったとしても携帯会社が弁済を行います。
仕組み的にはクレジットカードと似ています。カード会社の役目を携帯会社が担う形ですが、分割払いができなくて限度額が低いなどのデメリットがあります。
キャリア決済とクレジットカードの違い
使えるお店はキャリアによって違う
キャリア決済は携帯会社によって利用できる店舗やサービスが異なります。
クレジットカードを使えるお店はどこも同じように見えて、VISAやJCBなどのカードブランドによって利用できる店舗が若干異なります。
キャリア決済は携帯会社がカードブランドのような役割になっていて、3大キャリアで加盟店は異なります。
店頭の場合は3大キャリアに対応した決済代行会社を利用しているケースも多く、どこのキャリアでも使うことができます。
通販やネットサービスでは、使えるサービスが大きく変わってきます。
キャリアごとの人気サービスの一例をご覧ください。
ドコモ ★★★
- Amazon
- メルカリ
- ABCマートオンラインストアなど
- YAHOO!ショッピング
etc
ソフトバンク ★★
- YAHOO!ショッピング
- メルカリ
au ★
- タカシマヤオンラインストア
- ファッションウォーカー
- ココナラ
etc
★の数は、通販サイトの充実度です。
ほかにも、動画・音楽配信サービス、スマホアプリの課金などオンラインサービスの取り扱いが豊富です。
Amazonはドコモのみ扱っていますが、Amazonギフト券は現金化目的の購入を防止するためにキャリア決済を使えないなど、一部で加盟店独自の制限があります。
ドコモはキャリア決済の歴史が古いので店舗を含めた加盟店が豊富です。
キャリア決済が人気を集める要因は未成年
キャリア決済で大きなマーケットになっているのが未成年者です。
主な用途はネット通販とアプリへの課金です。
キャリア決済は昔からありましたが、スマホの普及で需要を拡大しました。
昨今は小学生でもスマートフォンを保有するのが当たり前になっています。
iOSとAndroidの2大キャリアはカード決済にも対応していますが、18歳未満はクレジットカードを保有できないため、キャリア決済の利用率が高いです。
限度額は大人にキャリアごとで年齢に応じた制限を設けていて、キャリア決済を利用できない設定も可能です。
以前は子供の使い過ぎを防止するためにキャリア決済を活用させない保護者が多かったですが、最近ではプレイステーションなどの据え置き型ゲームよりスマホゲームを好む子供が増えています。
お小遣いの使い道でアプリ課金を活用する子供が増えたことで、家庭内の限度額を決めてキャリア決済を活用する小中高生が増えています。
ゲーム課金に味を占めて、ネット通販や店頭での決済で利用するシーンも増加しています。
キャリア決済の限度額
ドコモ (ドコモケータイ払い、d払い)
19歳以下 | 10,000円 |
---|---|
契約期間3カ月まで | 10,000円 |
契約期間24カ月まで | 30,000円 |
契約期間25カ月以降 | 50,000円 |
au (auかんたん決済)
12歳以下 | 1,500円 |
---|---|
19歳以下 | 10,000円 |
20歳以上 | 最大100,000円(携帯電話の契約、キャリア決済の利用状況に応じて審査の上決定) |
ソフトバンク/ワイモバイル
11歳以下 | 2,000円 |
---|---|
19歳以下 | 20,000円 |
20歳以上 | 最大100,000円 |
ドコモは契約期間に応じた上限を明記しているのが特徴です。
携帯キャリア決済は勤務先や収入の有無よりも、携帯代の支払い履歴を重視して限度額を設定されます。
小学生でも利用できるくらいなので無職でも利用可能です。
大手キャリアで契約するときは端末の割賦購入を含めて契約時に審査を受けます。
キャッシングなどの借入履歴や過去に携帯代を支払わないなどの問題があって、俗に言う「ブラック」の人は携帯を新規契約するのは困難です。
そしてこのようなブラックリストに載ってしまった方は新たな借金をすることも出来ず、困り果てて闇金などに手を出してしまうこともあります。
闇金に手を出す前に、現金に困ったらクレジットカード現金化を検討してみましょう。このサービスはたとえブラックリストでも、クレジットカードさえあれば利用できる点が特徴です。
話が逸れましたが、一度契約して携帯代を滞りなく払っている人であれば、キャリア決済を使える可能性が高いです。
後払い式サービスですが、キャッシングと比べて審査基準が違うのもキャリア決済の特徴です。